西城耳鼻咽喉科アレルギー科 SAIJO  Ear,Nose,Throat and Allergy Clinic

大人のアレルギー性鼻炎

ハウスダスト(ほこり)、ダニ、花粉などが原因となり鼻の粘膜がアレルギー反応を起こし、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が出る病気です。のどの違和感(軽い痛み)や目のかゆみを伴うこともあります。

検査

鼻汁好酸球検査

アレルギー反応が起こっているかを調べる検査です。
鼻水の中にアレルギー反応により出てくる好酸球が出ているか出ていないかを調べます。この検査は綿棒で鼻水を採るだけで簡単にできますが、お薬を飲んでいる場合や、アレルギー反応が弱い場合はアレルギーがあっても陰性となる欠点があります。

血液検査(特異的IgE検索)

何のアレルギーかを調べる検査です。
血液を採り、ハウスダストや花粉などに反応するIgE抗体がどの程度あるかを調べます。この検査を行うと何にアレルギーがあるかということがわかりますので抗原(アレルギーの原因)除去、薬が必要な期間などの予測ができます。

ファイバースコープ検査

副鼻腔炎や咽頭喉頭炎が合併していないか、またはにおいの道が閉塞していないかを調べる検査です。
のどの違和感や鼻水がのどに流れる感じがする時、嗅覚(におい)の感じ方が悪い時に行います。極細のファイバースコープを使用しますので、違和感はありますがほとんど痛みはありません。レントゲンと違い放射線による被曝がありませんので安心です。

※正確なアレルギー性鼻炎の診断には、鼻汁好酸球検査と血液検査が必要になります。

治療の原則

アレルギー性鼻炎の治療は原因である抗原の除去を基本としますが、それでも症状が残る場合には薬物療法、手術療法(アルゴンプラズマ療法や下鼻甲介粘膜下ラジオ波凝固療法)が選択されます。

重症度別治療方針

軽症〜中等症

第2世代抗ヒスタミン薬を内服します。場合により局所ステロイドを使用することがあります。
鼻づまりが強い場合や内服薬の副作用が出る場合には、アルゴンプラズマ療法や下鼻甲介粘膜下ラジオ波凝固療法による治療を行うことがあります。

重症〜最重症

第2世代抗ヒスタミン薬を内服し、局所ステロイドを使用します。場合によりステロイドを内服することがあります。 さらにアルゴンプラズマ療法や下鼻甲介粘膜下ラジオ波凝固療法による治療を併用することが望ましいです。

各治療法の特徴

抗原除去療法

アレルギー性鼻炎のある人も抗原(アレルギーの原因)を吸入しなければアレルギーは起こりません。また、アレルギー反応の弱い人でも多量の抗原を吸入すると強いアレルギー症状が出ます。血液検査で抗原を検索して抗原を特定し、その抗原を遠ざけることでアレルギー反応を抑えることができます。
たとえば、ダニやハウスダストが原因でアレルギー反応を起こす人であれば、まめに掃除をしたりダニ防止用の布団カバーを使ったりする。スギ花粉が原因の人はスギ花粉の飛散が多いときは外出を控えたりマスクをしたりするということです。現実問題として難しいことも多いと思いますができるだけ抗原を遠ざける努力は必要でしょう。

第2世代抗ヒスタミン薬

効果がでるまでにかかる時間:1〜2日
アレルギー性鼻炎の基本的な治療薬です。一般に抗アレルギー薬とも言われています。市販のアレルギー性鼻炎に対する薬に比べ眠気や口の渇きなどの副作用が少ないです。くしゃみ、鼻水に効果的ですが、鼻づまりに対する効果はやや弱いです。
<当院でよく処方する薬>
クラリチン、ジルテック、アレグラ、アレロック、セルテクト、アレジオンなど

局所ステロイド薬

効果がでるまでにかかる時間:3〜5日
効果が強く、鼻づまりにもよく効きます。ステロイド薬ですが、からだに吸収されにくく、使用量も微量ですので副作用はほとんどありません。眠気もでません。数日以上の使用で効果が現れます。速効性はありません。
<当院でよく処方する薬>
フルナーゼ、アルロイヤーなど

ステロイド内服薬

効果がでるまでにかかる時間:30分〜1日
効果が最も強く最重症の症状も抑えることができます。長期服用で全身的な副作用を起こすことがあるので短期服用または頓用が望ましいです。
<当院でよく処方する薬>
プレドニン、セレスタミン(第1世代抗ヒスタミン薬とステロイドの混合薬剤)

アルゴンプラズマ療法

効果がでるまでにかかる時間:7〜14日
アレルギー反応の1番起こりやすい下鼻甲介粘膜にアルゴンプラズマを当てることにより、下鼻甲介粘膜を縮小させアレルギー反応の起こりにくい粘膜に変性させる治療法です。鼻づまりには90%以上の効果、くしゃみ・鼻水には50〜60%の効果があります。欠点は術後1〜2週間、一時的に鼻づまりや鼻水が悪化することです。

下鼻甲介粘膜下ラジオ波凝固療法

効果がでるまでにかかる時間:7〜14日
下鼻甲介粘膜に細い電極を刺入れてラジオ波(高周波電流)を流し、粘膜下組織を凝固変性させます。下鼻甲介の粘膜下組織には分泌細胞や分泌神経があり、その部分を凝固変性させることにより鼻づまり・鼻水・くしゃみを改善させることができます。欠点は術後1週間程度、一時的に鼻づまりや鼻水が悪化することです。

特異的減感作療法

効果がでるまでにかかる時間:2〜3年
アレルギーの原因となる抗原のエキスを低濃度から何度も注射をして、その抗原に対してアレルギーを起こしにくい体質に変える治療です。 現在のところ根本治療はこの治療法だけですが、まれに命にかかわるような重篤な副作用を起こすことがあります。また治療期間が最低2年ほどかかり、症状のない間も定期的に注射に通う必要があります。治療に根気が必要なわりに治療効果は60%程度です。

日常生活の注意事項

  • 抗原を避ける
  • アルコールを飲まない
    アルコールは鼻づまり、鼻水を悪化させる原因になります。またアレルギーのお薬と相性が悪いので、飲まないようにしてください。

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