オミクロン株急増中(症状経過、現在の医療状況などなど)

現在の状況

  • 2022年7月3日から当院でも新型コロナ(オミクロンBA.5と思われる)が急増しています。
  • 2022年7月20日現在、検査可能人数を超えていて受診受付困難な状況です。検査キットも入手困難な状態です。
  • コロナの外来診療はすぐに受けられない状況になってきています。
  • 宿泊療養は、療養者を選択しなければならない状況(比較的大丈夫そうな人は宿泊療養できない)です。
  • あと1週間もすれば重症化した際の入院も困難な状況になると思われます。

症状・経過

  • 今春のBA.2に比べ高熱38~39度以上の発熱が多く、咽頭痛が強いようです。
  • 10人に1~2人くらいは下痢をします。
  • 日本の死亡率がわかってくるのに3~4週間かかるのでまだ評価できる時期ではありません。デルタ株の時ほどは死亡率は高くないと思われます。
  • 多くの方は数日間の発熱とのどの痛み咳嗽などで軽快していきますがインフルエンザよりは重症な印象です。

ワクチンについて

  • 現在のワクチンはオミクロンに対応していないワクチンですので打っていても感染予防効果は認められません(厚生省がデータを適切な評価に修正してからはは予防有効性を示すデータはありません)。
  • 重症化予防効果はあるかもしれませんので希望がある方には接種をお勧めしますが、ワクチンを何度打っても感染するのでワクチンを打ったからと言って感染を助長する行動は避けた方が良いと思います。